「生きる喜び」を見出しつつ生きていければ素晴らしい07仏米 監督/ジュリアン・シュナーベル
出演/マチュー・アマルリック マックス・フォン・シドー
あらすじ/42歳。世界的なファッション雑誌、『ELLE』の編集長。
妻と三人の子持ちで、プレイボーイの彼がロックトイン・シンドロームと呼ばれる身体的自由を全て奪われた病に襲われる。
唯一動かせる左目の瞬きだけで執筆し
世界28か国で出版される世界的なベストセラーを仕上げる
★★★★★更紗評/最近仕事帰りに映画を見ると睡魔に襲われ負けることが多い
今回もかなり睡魔と闘いながらの鑑賞となった。
体の自由もきかず話すことも出来ない。
しかし、耳は聞こえるし、脳は働き、感情もある
「閉じ込め症候群」と呼ばれるそうで、
何も表に現すことが出来ず、自分の意思・感情表現ができないことは
どんなに苦痛だろうか?
想像するだけで息苦しくなってくる。
彼は「潜水服に閉じこめられて海に沈められたかのようだ」と表現しているが、その息苦しさが見ていて伝わってくる。
きっと当初は傷つき、自暴自棄になった時期もあっただろう
それが行動にできなかっただけで、「死」を考えたこともあるだろう
しかし、彼はアルファベットを瞬きで綴り
一冊の本を仕上げる。
彼の瞬きを拾い通訳を続けた言語治療士や友人たち。
彼の周りの人たちの功績も大きい。
ただ映画見ている最中にひとつだけどうしても気になった
文章を本当に一文字ずつ相手に伝えるのならば
すごく時間がかかるだろう。
よく、途中で訳わからない状態にならなかったな。
私だったら、あいうえお順で伝えるとしても、前後の文章がおかしくなってきそうだよ。
↓本も読んでみるかなー。
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posted by 更紗 at 20:41| 広島 ☀|
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映画評<さ行>
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