2008年03月06日

エンジェル

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07:ベルギー英 監督/フランソワ・オゾン
出演/ロモーラ・ガライ シャーロット・ランプリング
あらすじ/20世紀初頭。上流階級に憧れるエンジェル。
その文才で夢見た世界を手に入れるが・・・

The Real Life of Angel Deverell (Angel) [ NON-USA FORMAT, PAL, Reg.2 Import - Netherlands ]


「嫌な女なんだけど、目が離せない女」

★★★★

フランソワ・オゾンという監督は、なぜに男でありながら
ここまで女性心理が描けるのであろうか?
エンジェルという女、本当にいやな女である。
夢見る少女も一桁のうちはいいが
10代にもなって「亡くなった父は本当の父じゃない
本当の父親はきっと貴族の出よ」とか
召使をしている伯母に対して
「伯母さんのように召使なんていやだわ」とか
就職まで斡旋してくれる相手に、なんて言い草だい!!
と、かなーり初めのうちはエンジェルの言動に嫌気がさしていた

ところがどっこい、本音で生きている
まさに中世の松田聖子!!(笑)
そこに才能があれば、夢はかなうのである。


ここですでにおとぎ話と思ってしまう現実派の私ですが
夢はいつまでも続かないもの・・・
その現実を突きつけられた時に
「女の価値は見えてくる」

ある意味最後まで夢見れたエンジェルは幸せだったのでは・・・

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<ネタバレ>
結局エスメの浮気は浮気じゃなかったのか?
仮に身体の関係がなくとも
戦時中の貴重な休暇に妻ではない女と会っていたなら
やっぱ、「心」とはいえども浮気だよね。
いや本気か・・・

エンジェルには、最後までノラがいてくれたけど
ノラのこの後はどうなったのかしら?

私としては、セオ発行人の妻ハーマイオニーの心情に
一番近いかな?
性格的にエンジェルを好きにはなれないトコも…
posted by 更紗 at 15:30| 広島 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画評<あ行> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。やっと見れました。
全く共感できなし、好きになれない女性でしたが、
最後まで嫌いにはなれませんでした。
妄想と現実逃避であそこまで成功するのは、
すごいな〜と思いました。

エスメの行動は、浮気だと思います。
心が、エンジェルから逃げたかったんじゃないかな。
エンジェルの押し付けるような愛情が
重かったのかなと思いました。
Posted by ナナ at 2008年03月09日 09:17
★ナナちゃん
 こんばんは〜
そう好きになれないタイプの女性でしたよね。
嫌悪しちゃうタイプです。
でも、あそこまで思い入れで生きられるのは、ある意味羨ましいかもしれません。

エスメはやはり浮気ですよね。
エンジェルの愛は押しつけがましく、どこか無理がありましたから、逃げたくなる気持ちはわかります。
Posted by 更紗♪ at 2008年03月13日 22:52
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Excerpt: ■公式HP http://angel-movie.jp/ ■原題 ANGEL ■製作年度 2007年(イギリス・ベルギー・フランス)    ■上映時間 119分 ■監督 フランソワ・オゾ..
Weblog: 海辺のまちから
Tracked: 2008-03-09 09:11