2006年12月26日

王の男

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05韓 監督/イ・ジュンイク 原作/キム・テウン
出演/カム・ウソン イ・ジュンギ チョン・ジニョン
あらすじ/親友同士の芸人、チャンセンとコンギルは、王と愛妾を茶化した芝居で捕らえられる。
「王が笑えば侮辱にならない」というチャンセンの訴えで、王の前で芝居をすることになり、見事笑わすことに成功し宮殿に住まうことになった二人。
しかし、コンギルは毎晩王に呼ばれ、二人だけの人形劇で遊ぶうち、王の心の傷を知り王に惹かれていく…。

★★★★
更紗評/燕山君、韓国史上最大の暴君と呼ばれる王。
彼の間違いは、王妃であった母を殺されたことから始まるのです。
その心の傷に、コンギルは気づいてしまったので
王から離れられなくなり
そして、「親友」という言葉では軽い気がするくらいのチャンセンとの関係
まあ三角関係ってコトよね。
それがきらびやかな宮廷の中で、描かれるんだから大満足。

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<ネタバレ>
韓国の歴史ドラマでは、この後の「中宗」の時代がよく描かれているので
耳にすることの多い名前「ヨンサングン」
その時代を暴きだすような、母と皇太后・後宮の援たちを
描いた芝居、アレはヨンサングンにとっては強烈だったろうなー

それにしても、チャンセンの友情は、すでに愛情だった気がする。

ラストで、ヨンサングンは「反正」にあい
その後、処刑される運命にあるんだから、なんとも皮肉
結局、二人の芸人は、ヨンサングンと運命を共にしたも同じよね。

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posted by 更紗 at 17:12| 広島 ☔| Comment(7) | TrackBack(5) | 映画評<あ行> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おお、さすが更紗さん!
ヨンサングンのことはご存知だったのですね。
ワ、ワタクシは今回初めて知りましたですよ・・・・・フ・・・

王、コンギル、チャンセンと、三人共魅力的だったのですが、ワタクシは特に王を演じたチョン・ジニョンが凄く良かったです。
王の中にある孤独さや悲しさがしみじみと感じ取れました。
更紗さんは、チョン・ジニョンはお好き?
Posted by Puff at 2006年12月26日 18:07
ヨンサングンはあの劇によって母の死の原因を知ったのでしょうか?劇によって子供の頃の記憶が甦ってきただけのような気がしたのですが、やはり曖昧・・・幼少の頃から大臣たちによって洗脳されてきたというか、そんな感じに思えました。
興味深い人物なだけに、彼だけの映画も見てみたいものですね。怖いけど・・・
Posted by kossy at 2006年12月26日 18:32
劣Puffさん
 はろはろー♪
そう韓国ドラマの歴史ものにはよく出で来る名前なんですよ。
今ハマっている「女人天下」にもよくで出来て、それでとってもタイムリーな感じでした。
 王のチョン・ジニョン上手かったですよね
小憎らしいまでの暴君ぶりが上手かったです。

劣kossyさん
 母の死の理由というか、母の死に皇太后・父王の側室が関わっていたのを知ったって感じですね。
でも、どうも皇太后から見せられた母の血のついた着衣で復讐誓ったらしいし、
この辺りは後の王妃と皇太后との権力争いとかも関係していたのかもしれません。
Posted by 更紗♪ at 2006年12月26日 19:09
コンギルとチャンセンの間には一緒に育った兄弟弟子の深い絆とそれをちょっぴり越えた愛情も確かにありましたよねぇ〜 その辺は「覇王別姫」思い出していたんですが〜私だけ?
韓国の歴史ドラマはまだまだ未開拓なので、これでちょっと興味出てきましたわ♪
また教えて下さいませ!
Posted by マダムS at 2006年12月26日 21:36
こちらにもお邪魔しますー。
男の人が男に惚れる感覚っていうものがあんまり分からないですが、友情を超える何かが映像を通して伝わってきたように思います。
兄弟という感じにも見えるような見えないような。保護者的にも見えるし。

暴君はそんなに暴君でもなく描いていた感じと思いました。
コンギルともっとエロエロ爆裂な関係になっちゃうのか?とか要らぬ心配をしちゃったのでしたー。笑

Posted by charlotte at 2006年12月26日 21:36
こちらにも・・・。
もっとドロドロの三角関係かと思いきや、みなさまわりとご清潔な関係でしたね〜(笑)
私は王の孤独が一番気にかかる所でした。
コンギルにあんなに癒しを求めていたんですものね。
Posted by ミチ at 2006年12月27日 18:40
劣スカさん
 あの二人の絆は兄弟・友情をも越えてモノだった気がします。
覇王別姫私も思い出しました。
特に最後の芝居は、中国劇っぽかったですよね。
韓国の歴史ドラマもかなりのドロドロで大奥以上に楽しめますよ。
史実をあまり知らないから余計に・・・

劣シャーロットさん
なんか男同士だけど、『守るべきもの』って感覚なんですかね?チャンセンにとっては・・・
 ヨンサングン、この中では暴君というより、ただの「バカ殿」ぽかったですが、かなりのコトしでかしたらしいですよ。実際は・・・

劣ミチさん
 こんにちは♪
 王の孤独をコンギルは理解してしまった。
その辺りがこの二人を狂わせたのかもしれませんね。
 
Posted by 更紗♪ at 2006年12月29日 09:35
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