
あらすじ/地下鉄から、東京オリンピック開催年の昭和39年に
たいむとりっぷしてしまった営業マンの真次(堤真一)は、
若き日の父親(大沢たかお)に出会う。
そして、そんなタイムとリップの話を愛人のみちこだけは
信じて話を聞いてくれたが・・・
ある日、真次と共にみち子も戦後の闇市へとトリップしてしまいます。
★★★
更紗評/結末は早々に見えたし、みちこの決断に同感できなくって
ちと評価に困ってます。
でも、それぞれの時代の雰囲気などはとてもよく
小道具「駅の表示」などもリアルでした。
その時代時代の出来事で、父・佐吉の感情・性格が変化
していく様も、よく描かれていました。
佐吉を演じた大沢たかおも、どう見ても堤さんの方が年上に見えるんですけど
カレ独特の雰囲気と勢いがとても役どころと合ってたしね。
そしてみち子演じた岡本綾。
実は舞台挨拶があったんですけど、
印象は地味。でしたが、映画の中のみち子同様
愛する人のために感情をあまり表には出さないけれど
内に秘めるものを持った女性という印象でした。
人気ブログランキング参加中
<ネタバレ>
この作品の中でどうしても納得できなかったのが
「愛人」という存在。
父・佐吉の時代はまだしも、現代で
父を恥じて嫌っているクセに、一番似ていて
愛人まで作っている真次に、ちと嫌悪感がありました。
そんな中、愛人であるみち子は「とことん影の女」で
あろうとするのは、母の姿を見て生きてきたから?
反対に「母が日陰の女」だったならば
「妻」であることを選ぶと思うんですけどね。
その辺りの女性の気持ちとして腑に落ちない部分があるのです。
まあ、これは原作に文句つけていると同じかもね。
そのみち子と真次が「異母兄妹」なのは、
常盤ちゃんと佐吉がつるんでたって時点でバレバレな訳で…
みち子が「兄」だと気づいた時点で「別れ」を選んだのは
理解できたけど、自分を消す必要はあったんだろうか?
命をさずかり、産まれたのには理由があるし、
「母の幸せと、カレの幸せ」を秤にかけてたようですが
実際にみち子がいなくなった後の真次
そこまで、悲しんでいるようには感じなかったし
ただ家族の元に戻っただけっぽくって
納得できないでいます。
出来は悪くないし、みち子の決断にはホロッときたけれど
それだけに、この決断に納得できないでいます。
人気ブログランキング参加中←クリックしてみてね。
【関連する記事】
父親に嫌悪感を抱いているにも拘らず同じことをしている主人公を・・・
自分を消してしまったのは、作者の道徳観の表れなのか、それとも・・・と感じてしまいました。
ですよねー。
「あさこ」が愛人ではなく恋人だったら
私の感じ方も違ったんですけどねー。
責任とるなら、お前とれよー。って気分でしたよ
う〜、なんとも複雑な心境です。
私もなんだかんだ書いていながら、見てる最中は泣いてたし。爆
みち子の選択は私も納得しかねますぅ。
母のその後の運命も変えてしまったでしょうし、そのことで父の運命も少し変わったかもしれない。
その余波はラストにはなかったし。
どうも???な展開。
ファンタジーとして楽しむにしてもどうも中途半端な感じだし。
もっと「ありえねー」が欲しかったかな。笑
タイムスリップものは好きだし、佐吉の人生も興味深くて面白かったのですが、どうもみち子のとった行動が分からなかったです。
あそこでガックリきちゃったかな。
ラブシーンも近親○○だから嫌悪感があって困りました。
こんにちは♪
見ている最中は泣くとこは泣いてました。
でも、最後のみち子の選択で白けてしまいました。
過去を変えるとその余波があるというのがタイムスリップの定番ですし、「みち子の存在」以外の変化もあるはずですよねー
>ミチさん
こんにちは♪
やっぱり、みち子の選択には?マーク点きますね。
近親相姦って知った後も、二人寝てたし・・・なんだかゲンナリです。