2011年05月11日

わたしを離さないで

★★★★
『洗脳って恐ろしい』

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<更紗評>
予告を見た時点で結果は予測してたんですが、
結末がなんとも…

結局、幼いころからのすり込みが彼らを
がんじがらめにしてしまい、
逃げることができなかったんだろう。
洗脳ってことだよね。
切なかったです。


<ネタバレ>
みなさん書かれている感想のように
私も「アイランド」を思い出しましたが、
あちらはハリヴッドらしい自我が表現されていましたが
こちらは英国らしい、なんていうのでしょうか、
じめじめ感がひしひしと…

彼らが成長し、恋をしたり、芸術に打ち込んだりと
普通の青春の日々がくる。
臓器提供者として生き、他人のために命を全うする。
ほとんどの人が提供2回目で終了する
命が終わる事を「終了する」と表現するあたりが
やはり、彼らは提供される側の人間にとって
モノ(臓器)でしかなかったのかな〜と
本気で愛し合っている男女には二年の猶予期間が
与えられるという噂から、確かめた真実は
「彼らが恋も芸術もする感性があることを確かめるだけ」とは…

何もかも打ち砕かれていく中、彼らが逃げることを
選ばないのが不思議だったが、
今すでに成長している私だから、そう考えるだけで
我々日本人も、幼少期から彼らのように育られ
洗脳されていたら、この運命を受け入れてしまったかもしれません。
一緒にするのは変な例ではありますが、
戦時中に特攻という行為で命を散らした隊員たちも
彼らの教育が洗脳に近かったというか
そういうことだったのではないか?と思えました。
だって、現代の若者が国のために命を散らすことは
考えられないもの。

posted by 更紗 at 17:13| 広島 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画評<ら・わ行> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜。
この作品を観てから、随分と時間が経過しましたが、思い出すたびに主人公の3人や、そういう宿命を背負った人々が気の毒というか・・。
人間は、科学の力を過信して、なんて傲慢になってしまったんだろうと思ってしまいます。
今回の原発の事もあるので、余計にそんな風に感じてしまって・・。
彼らが余りに純真で、運命を疑うこともせずに受けているところが、何とも切なかったですね。
イシグロさんの作品ということで、日本人の共感を呼ぶ作品に仕上がってますよね。
「アイランド」とは、仕上がりが全然違う!(笑)
そちらはそちらで楽しかったですが^^;
Posted by みぬぅ at 2011年05月16日 21:21
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