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監督/マーク・フォスター
出演/ジョニー・デップ ケイト・ウィンスレット フレディ・ハイモア
誕生から100年の時を経ても世界中から愛され続ける"ピーター・パン"。
ピーター・パンにはモデルとなった少年がました。舞台は1903年のロンドン。緑まぶしいケンジン
トン公園への日課の散歩に出かけたバリ(ジョニー・デップ)は、若く美しい未亡人シルヴィア(ケイ
ト・ウィンスレット)と彼女の息子であるデイヴィス家の4人の兄弟と出会う。中でもバリが関心を寄
せたのは、父の死と同時に夢や希望を持つことを諦めた三男ピーター(フレディ・ハイモア)の存在だ
った。たったひとりで心の傷と格闘するピーターに、空想の世界で遊ぶことの楽しさと、物を書くこと
の喜びを教えるバリ。彼と母シルヴィアの深い愛情に包まれながら、ピーターは少しずつ子供らしい純
粋さを取り戻していくのだが・・・。
更紗評/もっと泣く作品?と思ってハンカチスタンバイして見ましたが
うるうる程度でした。
でも、泣かせの作品ではなく、心暖める作品だったみたいです。
シルヴィアとバリの愛は私的には眼中になく、
ただピーターに注目していました。
彼が子供らしさを取り戻していく様は、微妙に少しずつだけど確実に変わって行くのが
伝わってきて、その辺りの心情の描き方がフォスター監督は上手いですね
もちろん子役のフレディの演技の上手さもあるんですけど
子供から大人になる瞬間というのも長男の姿を見て垣間見る事ができた。
少女から大人へ変わる瞬間はとても早い気がするが
少年から大人へと変わる瞬間は、とてもゆっくりと進むのではないかしら
親の愛、そして周辺の人の愛、子供たちは色んな愛を一杯受けて
成長もし、そして夢も見つづける事が出来るのかなぁ〜と、
すっかりすさんだ大人の私も夢見れた作品でした。
<ネタバレ>
ピーターのひねくれ具合は最初見た時に「可愛くない」と思うほどでした。
でも、「ただの犬」という言葉に反応したバリの言葉で、
きっとピーターには魔法がかかるだろうと思えました。
それほどバリの言葉には魅力がありました。特に子供に効果がありそう。
バリの妻も、もし子供がいたならバリの空想の世界に一緒に入っていけたかもしれません。そんな事を
考えながら見ていると、
バリとシルヴィアの関係は納得できないでいます。
身体で結ばれるより、心で結ばれているバリとシルヴィアの関係は
きっと妻にとっては浮気をされるより辛かったのではないでしょうか?
だから彼女は他の男に走ったのではないかしら。
シルヴィア一家とバリの出逢いによって生まれた「ピーターパン」
あの頑固者のシルヴィアの母が、「妖精が死んじゃう」と言われて
子供たちよりも一番先に手を叩いていたように、人の心の氷を溶かす魔法があるのかもしれませんね
誰の心にも少年・少女の心は多少なりとも残っているから
この作品に多少なりとも共感も持てるのではないでしょうか
ただし、この時代だからこそ受け入れられるものだけどね。
(2005.1.17)
TBされる方は、コメントよろしく〜
わたしも書いたので、「似ている記事を探す」でHitしました。
更紗さま、わたしも自分の子と重なりましたよ♪
いい経験していますよね。
私はまだ子供いないんですが、セイさんは息子さんがいらっしゃるんですね
弟がいますが、大人になるのはゆっくり突然きた気がします
それからこちらからもTBさせて頂いたんですがココログは携帯からアクセス出来ないので帰宅してからコメントしに行きますね
ジョニーデップが純粋な役柄を好演していましたね。
でもやはり長男ジョージの大人への過程・成長が素晴らしかったと思います。
そう感動的なんだけど、お涙頂戴ではなくて
だんら反対に心に残るものがありますよね〜
ピーターにも目が行きましたが
ジョージの大人への過程は素晴らしかったですよね
とても彼は印象的でした。やはり長男なんだなぁ〜と
1人取り残された妻にも非はあったのだろうけど、個人的には身につまされてイヤでした。
シルヴィアの気持ちより、私は妻の気持ち先に考えてしまいます、
バリに努力が足りなく感じたし
ずっと夫婦の関係がなくなっていたのか・・・と。
子どもが出来なかったから?
作ろうとしなかった?
どっちなんでしょうね。
愛情は残っているようにも見てとれましたが・・・
寝室というか?部屋も別々でしたから
「家庭内別居」のようなものだったんだと思います。
ただ、最初はそうではなかっただろうし・・・
子供は出来なかったのか?つくらなかったのか?は
分からないけれど、いたら違っていただろうな
とは考えますね。
それにバリ自身も多少の愛情は残っていたように感じたので
未亡人の前に、自分の妻・夫との関係修復が先ではないかと・・・
私は思っちゃいますね
遅ればせながら、この作品を観ました。
一人でゆっくりとテレビで観たのですが、予想していたよりも面白かったです。
ロンドンの公園の緑は本当に美しいですね。
更紗さんのように、ピーターに注目していたら、また違った見方もあったのかもしれないと思いました。
みんな死んだら”ネバーランド”に行けると思うと、楽しくなりますね。
こんばんは♪
ご覧になられたんですねー。
ぜひ子供さんと見ていただきたかったわん
死後はネバーランドならば「死」も怖くないですね〜