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あらすじ/大学教授の父に期待されていない11歳の少女イライザ。
校内の綴り字コンテストでいきなり優勝し、
各地の予選を勝ち進み、全国大会へと躍り出ます。
ところが家族はこれをきっかけに崩壊しはじめる。
★★★★
更紗評/うーん。家族って崩壊し始めると、
まるで坂を転がるようなのね。
どうにも止められないって感じで・・・
それを止めようと必死になるイライザの姿は
ちょっぴり逞しく感じました。
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<ネタバレ>
父として夫としてのソールの姿
うーん。そんなに酷いものなのかしら?とも思ったり
父としては、確かに「才能」のある者に対してだけ
心血を注ぐ姿勢は見られた。
最初は長男に、次は長女のイライザに…
夫としては、別に悪くないんじゃない?
料理までしてくれてさ、まあ片付けはしていなかったけど・・・
そんなの男の料理の定番だし

イライザは最初は、兄に対してだけ
注がれる父の愛に対して、遠慮がちでした。
そして、イライザの綴り字の才能が分かってからは
父の愛は妹のイライザに注がれた。
それが、兄アーロンには「ほっかりと空いた穴」となってしまったのね
そこに知り合った女性から繋がる宗教が入り込んだ。
うーんアーロンは、妹に移った父の心よりも
元々父に対する苛立ちというか?
いつも半強制とも言える父の教えに反発心持っていたのかもね。
そして、妻であり母のミリアム
彼女がなんであんな「がらくた」を盗むのか?
理解できなくて、「あの家は知り合いの家?」とかって
思っていた私はトンチンカンっすね(-_-;)
まさか盗みをしていたとは・・・
しかも「光りもの」

両親の死に対して何かトラウマがあったのかな?
その辺りがわかんなかった。
前半。ちと居眠りしちゃったもんで…
そして、ラストの展開
イライザは「折り紙」分かっていながら
わざと間違えたのよね。
あれをどう解釈するか?
私は、きっと完璧を求めてきていた父に対する
イライザなりの、母・兄へのメッセージではないか。と…
つまり完璧でいる必要はない。
そして、父の自分に対する過分な期待を止めさせる
そういう手段だったのかな。と思っています。
家族を描かれると色々と考えますね〜
私もこれから家族を相方と作り上げていくんだし…
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私もミリアムのとこがちょっと解せませんでした。
もしかして、先が読める女性か?とかいろいろ膨らませてたのに・・
あのへんは、カットされてないんですよね?
完璧がキーなのはよくわかりました。納得。
ミリアム分かりにくかったです
なんで、なんのトラウマ?って疑問だらけでー
イライザの母と兄へのメッセージはよかったですね。
両親が亡くなった事故でのガラスの破片が”光り物”への異常な執着心となったのか?それとも不完全な破片を沢山集めれば完全になると思ったのか?ちょっとわかりづらいですよね〜〜
それぞれの問題について、もう少し掘り下げて欲しかったかなー
前半、居眠りしていなくても、この映画の脚本構成は、わかりにくいと思いますよ。原作では、きちんと、説明されています。
こんばんは。
やはり、説明不足ですよね。
原作読んでみるかなー。